東京芸術劇場にて新陰流協会15周年ライブ「細石の陣」開催
当新陰流協会は、設立15周年をむかえた取り組みとして、令和元年12月15日、東京芸術劇場におきまして「新陰流協会15周年ライブ『細石の陣』」と題した演武会を開催いたしました。このイベントについては、開催発表から多くの注目をいただき、ヤフー、楽天、MSN、オリコンなどの国内の主だったネットニュースでも軒並みに紹介をされ、当日の会場は満員の大盛況となりました。
この演武会では、「武道の歩み」というテーマのもと第1~6章からなる構成で展開。「なぜ武道は誕生したのか?」からはじまり「新陰流の特長や魅力とは?」「現代の私たちに武道は何をもたらすの?」などといった学びを得ることができる公演となっているほか、各章の始めにおいては、MCとして俳優の伊藤富美也氏と高尾美有氏によるイントロがあり、それにより朗らかで親しみやすい雰囲気もかもし出されていきました。
また、「劇場」という場所で行われたこの演武会では、音楽とともに技の披露がメドレー式で展開されたほか、「武道を基にしたアクション」や「舞踊と武道のコラボ」など、これまでの武道演武会では見ることがめずらしい演目も多数盛り込まれ、武道について「学び、楽しみ、感動をする」ことのできるステージとして観客の皆様にも好評をいただくことができました。当日は、来賓として新陰流流祖・上泉信綱のご子孫一族をはじめ多くの方々にお越しをいただきましたが、後半演武の始めにおいては、数多くの作品で新陰流の剣豪・柳生十兵衛を演じられた俳優の千葉真一氏が特別ゲストとして登場。ステージ上にて柳生十兵衛に対する思いをお話しいただき、情熱や信念に満ちた千葉氏の言葉により会場の盛り上がりはさらに高まり、そのような中で最後のフィナーレまで当会一丸となった公演を行うことができました。
なお、この演武会は、多様性・国際性に富む文化活動・事業として政府が認証するbeyond2020プログラムにおいて認証を受けた事業でもありましたが、当会としては今後もさらに日本文化の魅力を国内外に発信する取組を目指していきたいと考えています。